禁煙治療は12週間が基本です。その間に、診察を5回受けることになります。
治療中、最も大切なことは、医師に相談なく中断しないこと。
「1度、診察を受けたから、あとは自分の力で禁煙できる」と、受診をやめる人がいますが、そうした人の禁煙成功率は低いことがわかっています。
5回の診察をすべて受けた人と、診察を中断した人の禁煙成功率を比べた調査があります。すべての診察を受けた人では、約50%が禁煙を続けており、2人に1人が禁煙に成功しています。
一方、初回の診察で中断してしまった人で、禁煙が続いているのは、わずか4.7%でした。
なぜ、診察を中断すると成功できないのでしょうか。
それは、中断したことによって、診察で医師のアドバイスや薬の処方が受けられなくなるためです。
それだけ、一人で禁煙するのは難しいということですね。
ぜひ、医師と一緒に、12週間の禁煙治療を最後まで受けましょう!!
※
中断後に再度治療を希望された場合は、初回診察から起算して1年を超えなければ、保険診療は受けられません。